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まさかという坂
 
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■ 2004年夏に起こったまさか

この話は、私の母の弟いわゆる叔父の話である。
彼は幼少時代は大変な時代をすごした。
私の祖父母であり彼の両親は、叔父が小さい頃に離婚をしている。
理由は、彼の父親は某大手鉄工メーカーの下請工場で働いていた。
しかし、就業中の怪我で手の自由を奪われ、時代の背景から補償も受けられず国の生活保護に頼るしかなくなった。
もちろんその生活苦は想像の付くところとなる。
やがて父親はギャンブルに走り、酒に溺れるようになった。
そして、母親が若い頃苦労して購入した土地の権利書を勝手に持ち出し、それを担保に金を借りギャンブルにつぎ込んでしまう。
当然ギャンブルで勝てるわけでもなく土地や財産を失い家族が路頭に迷うこととなる。
ついに母親は離婚を決意し父親の元を飛び出すのだが、このとき彼女は悩み苦しみギリギリの選択のなか長男(叔父)、次男を父親の元に残し、長女(私の母)だけを連れて出て行ったのである。
当時は戦後間もない頃で、女手ひとつで3人の子を育てるのは至難であったろうし、その時はそれが精一杯の選択だったと思う。
しかし、本人の口から本当の理由が語られることはなかったが、後悔していたようだし、彼女の心には後悔の念として残り続けただろう。
その後父親は再婚するが、叔父は家族の生活を助けるために大変な少年時代をすごすこととなる。
そんな家庭環境の中でも高校を卒業、就職し人並みの生活、人生を手にすることが出来た。
就職後まもなくして彼は、人生の転機を迎えることになる。

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> 2004年夏に起こったまさか#2